偽りの自分を演じていると、本当の自分の気持ちや自分自身がわからなくなってしまう

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

昔、ジャンプで連載していた「アクタージュ」というマンガにハマったんです。

天才的な感覚を持った女子高生の女優のお話なんですが・・

読んでいて、すごい深いなぁってなんども涙することが多かったのです。

とても感覚的な感情の話なのでこれ、中学生男子や高校生男子がわかるものなのか!?

と思いながら読んでましたが・・(^^;

そのマンガから

周りの望む自分を演じすぎて本当の自分がわからなくなった話

についてお話します。

 

 

優しすぎる人は自分を犠牲にする

 

アクタージュの主人公はその役に入りきってしまうとリアルにその感情を感じてしまい、その役の中での現実=お芝居なのにまるで自分の現実で起こったかのように感じてしまう・・

なので、演技も本物=リアルすぎるので天才的な名女優と周りから見られるのです。

ただ、役に入りすぎてしまい、素の自分に戻れなくなってしまう・・という懸念がマンガの中でも出てきました。

そして、先日、友達のAちゃんと飲んでいたのですが、その子も似たような傾向があったんですよね。

そういえば、私が一番最初に長いことカウンセリングをしていた子も似たような傾向がありました。

2人とも、ベースはとても感受性が強くて優しいのです。

そして、末っ子。

末っ子はよく、家族の中でチャーマーという役割になることが多いのですよね。

その無邪気さで周りを魅了し、誰からも愛されるポジションです。

だけど、ちゃんと周りの空気も読んでいる。

家族にとって、どんな自分になったら周りを楽しませることができるか?

というのを無意識に考えるようなタイプです。

英語でcharmarを調べたら

魅惑者。魔法使い。

と出てきました。そう、魔法を使って、みんなを魅了する。

そんな存在です。

優しすぎると、家族のために自分を犠牲にします。

自分がどんな役を演じたら、みんなが笑ってくれるだろうか?

みんなが笑ってくれるために、自分はこんな役をやろう!

なので、おどけてみたり、エンターティナー的に周りを楽しませたり。

元は天性の愛されキャラなので、それも自分でわかっているし、どの程度までだったら許されるかもよくわかっているので憎まれません。

だけど、自分が周りや家族のために役を演じてると、それがいつしか犠牲になっていくのです。

 

周りが望む役をやっていると自分を見失う

最初は、みんなを楽しませたいという優しさからだったんですけどね。。

いつしか、その役が「私」になってしまい誰も本当の自分をみてくれていないような感覚になっていきます。

でも、周りは演じている自分を「私」と思うため、常にそれを演じなければいけません。。

すると、いつしか、本当の自分さえも見失ってしまうのです。

「本当の自分」はどうしたいのか?

「本当の自分」は何を望んでいるのか?

そういう自分の声がわからなくなってしまうのです。

その役に馴染みすぎてしまっているため周りからすると、その役が「あなた」だと思ってしまいます。

ずっと昔から、自分じゃない目の前にいる相手に合わせた役をやっているため、役に入り込むのが超絶に上手いのです。

だから、誰も気付かない。

いつしか、自分さえも騙してしまっている。

本当の自分を見失ったまま。

本当は自分はこうしたいのに・・という気持ちがわかっている人はまだ良いのです。

だけど、その気持ちさえも見失った人は抜け殻のような感じになり、別の何かに取り憑かれやすくなってしまいます。

友達のAちゃんは、まさにそんな感じでした。

会うたびに、

「お前は誰じゃ! また、Aちゃんじゃなくなっている!」

「あ、今日はちゃんとAちゃんだ!」

と、毎回違う感覚がしたんですよね。

私には、本来のAちゃんを知っているのでなんとなく、彼女が彼女じゃない時がわかるのです。

(あくまで私が感じる感覚です)

本来のAちゃんは、とても優しくて可愛らしくて、レンゲの花かんむりを頭に飾って笑っているような繊細な女の子のイメージなんです。

でも、別の役をやりすぎたことで、スレすぎてしまって、なんか

スナックにいるママ

みたいな感じになっている。

来店した常連客に、

「なに?!また今日も来たの? ああ、いつものね! んで? 今日はどうだったんだい?」

と話しかける、「客を粗雑に扱いながらも、根っこには優しさがちゃんとあるような包容力のある面倒見のいい女主人」みたいな役が基本の役になっちゃってる。

(あくまで私のイメージですよ!)

でも、抜け殻の時も多いので、いろんな何かを取り込んで、なんかよくわからないものになっている時も多いのです。

まあ、彼女はちょっと体質もあると思うんですけれど。。

 

自分を見失った人が本当の自分に戻るには?

 

じゃあ、「そういう人が、自分に戻るためにはどうしたらいいの?」というと、常に、

「自分は本当はどうしたいの?」

「私は本当は何を望んでいるの?」

ということを、いつどんな時も、例えば、コンビニ行って何かを選ぶ時ですらも「自分は何を食べたいのか?」ということを意識的に毎回毎回自分に問いかけていくことなんです。

これが当たり前にできている人は、

「え、なんでそんな簡単なことがわからないわけ?」

と思うと思いますが、こういうAちゃんみたいな人は自分が何を望んでいるかわからないんです!!

常に周りが望む自分を演じていると、本当の自分が望んでいるものがわからなくなるのです。

相手に合わせた自分が望むもの

ならわかるんです。

じゃなくて、

自分に合わせた自分が望むもの

がわからないんです。

なので、意識的に選択していきましょう!!

相手が望むからそうする犠牲です。

(もちろん、一概には言えないけれども)

今、何かを相手に望まれて、それを相手にすることは、

優しさ  ○%

犠牲   ○%

付き合い ○%

という数値化するとわかりやすいかと思います。

数値化もすごく大雑把で良いのです。

その中で、優しさが50%を上回るときだけ、それを実行するって決めておくと、すごく楽です。

50%以上かどうかを見極められるようになるかは、ただただ、実践です!

最初はわからないかもしれない。

だけど、やっていくと、確実にわかっていきます。

もちろん、選択した後で、

ああ、今回は犠牲の方が多かったな・・

今回はちゃんと自分の気持ちを優先できたぞ!

ってことが感覚的にわかっていきます。

なので、ただただ、実践あるのみなんです!

犠牲は優しさじゃありません単なる犠牲です。

自分の首を締めちゃうだけなんです。

社会で生きてる限りは、これをなかなか実行することは難しいかもしれません。

だけど、できる時はやっていきましょう!

ひたすら毎日、練習していきましょう!

それが、その時その時、最大限、自分であるってことなんです☆

私も、今でもたまに失敗もしますが、いっぱい練習したことで、大分実行できるようになっていきました。

この話があなたの参考になれば幸いです^^

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

 

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