私たちが無意識にとってしまう役割3

私たちが無意識にとってしまう役割3

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

今回は

私たちが無意識に演じてしまう役割

についての3回目です。

今回は、家族の中でつい犠牲をしてしまう、犠牲者(殉教者)についてお話したいと思います。

 

 

我慢や犠牲がいっぱい!犠牲者・殉教者

犠牲者、殉教者の役割を持つ方は、基本的に我慢や犠牲をして生きています。

家族の中で一番自分を犠牲にして生きてるんですね。

家族の中で一番苦しい部分を背負ってくれているので、他の家族は苦しみや痛みを感じなくて済むようになります。

そうやって家族を支えているんですよね。。

基本的には、お母さんや病気がちな人この役割を引き受けます。

このパターンを持つ方は基本的に自分をないがしろにしているため、無意識に周りに罪悪感を与えることが多いです。

「私なんていいのよ・・」

こんなセリフが口癖だったり、口角がグイッと下がっている方がこの傾向だなーと思います。

(顔や表情でなんとなくわかっちゃうんですよね)

 

犠牲者・殉教者の役の人がしちゃうこと

私事で恐縮ですが、前の旦那さんのお母さんがまさにこの犠牲者のパターンを持つ方でした。

家族のために一身に働き、自分の遊ぶ時間やお金は二の次というか・・

「結婚してから一度も友達と遊んだことがないのよ」

といっていました。

これを聞いた時は驚愕したもんです。

お金がないわけじゃないのに服とかも全く買わず、子供たちのお下がりを着たりと、全く自分にご褒美を与えていない方でした。

「えー、私はいいからいいから」

が口癖の人で、そうやって自分自身に思い込ませていないと生きてこれなかったんだな・・

と思うと、とても悲しい気持ちになりました。

あまりにもお父さんとお母さんの心の距離が遠かったため、子供たち・・・私の前の旦那さんやその兄弟たちには、仮面夫婦なんじゃないかと思われていました。

(実際にはそうじゃなかったけれども)

が、私がその家族の一員になったことで家族のバランスが崩れ、また、前の旦那さんも私と一緒にセラピーを受けたこともあり、その家族関係は大きく変わりました。

前の旦那さんはお母さんが犠牲のパターンを持つことから、常にお母さんや付き合って来た女性を背負いこんでしまうタイプでした。

無意識に。

無自覚に。

付き合っているときは良かったのですが、結婚すると、なぜかいつもお母さんの気配がしたんですね。

(実際にお母さんは家にはいないのですが、常にお母さんが一緒にいるような感覚が前の旦那さんからしたのでした。これは単に私の感覚が他の人よりも敏感であるため、そういう風に感じやすいというのもあります)

それがとても私には気持ち悪かったので、前の旦那さんと一緒に私が学んだ心理学のワークショップに行き、信頼しているトレーナーにセラピー(心理療法)をしてもらったところ・・

その次の日から、その気持ち悪かった感覚がきれいさっぱり消えたのです!

もう10年以上も前のことですが、心理療法って本当に効果があるんだなと実感しました。

そして、実際に、その後から、前の旦那さんのお母さんとお父さんの関係性はとても良くなっていきました。

2人でよく出かけるようになっていったんですね。

夫婦で過ごす時間が増えていき、お父さんがお母さんをねぎらうような行動が増えていった感じです。

流れをまとめると、

①お母さんが家族の中で常に犠牲をしていた

②子供は無意識に親を助けようとするため、そのお母さんを前の旦那さんは背負っていた

(これは心理的な癒着を引き起こしていた)

余計にお父さんお母さんの心の距離は遠くなる

④そこに私が入ると、なぜか自分を見てもらっていないような感覚を感じる、常にお母さんの気配を感じる

⑤心理療法で、前の旦那さんが持つパターン(お母さんとの癒着)を外す

⑥お母さんとの癒着が解かれ、お母さんは元の位置・・お父さんの元に戻る

⑦お父さんとお母さんが向き合うようになり、仲が良くなる

というような感じです。

子供はどんな形であれ、無意識に親を助けようとします。

旦那さんとの距離がある場合は、その距離を子供が埋めることはよくある形ですね。

旦那さんが気持ちをわかってくれない

旦那さんが気持ちを理解してくれない

という不満を持つ方は、旦那さんとの間に少しずつ距離ができてしまいます。

きちんとコミュニケーションしてその不満や苛立ち、怒りをケンカという形で発散していたらまた違うのですが、それができない我慢しいの方は徐々に旦那さんから距離を取るようになります。

そして、旦那さんとの間にできた距離を子供で埋めようとするのは、とても一般的なことなのです。

それが悪いこと、、というわけではないのですが長年それを続けていると、どうしてもパターン化してしまうため

そのパターンをベースとして子供のパターンを新たに作り上げてしまうのですね。

まさに連鎖するパターン。

とまあ、かなり話は脱線しましたが、犠牲者のパターンを持つ方はそれを自覚し、手放していくことが大事ですね。

犠牲をやめること

被害者にならないこと

周りに頼ること

自分を大切にすること

周りの気持ちを受け取ること

どれもパターンを変えるのに大事なことです。

犠牲というのは基本的に他人軸で生きることになるので、自分軸にして生きることが一番大事になってきますね。

常に自分1stにして生きること

犠牲のパターンを持つ方は、意識することが大事かと思います。

それは「わがままになる」のとはちょっと違うのでご注意を。

自分の気持ちをハッキリ伝えること

相手の意見も聞くこと

その間で折り合いをつけること

だったりします。

私たち日本人は、常に周りに気を遣いやすい民族でもあるので、「自分の気持ちをハッキリ伝えること」が意外と難しいのかもしれませんね。

 

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

 

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