するべきことをしていない ~罪悪感2~

自分をすごく責めていると相手に攻撃的になる

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

罪悪感についての続きで・・

するべきことをしていない

という罪悪感についてのお話です。

 

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

やるべきことをやってないという罪悪感

私たちは何か悪いことをしてしまったときにも罪悪感を感じますが、

するべきことをしていない

というとき罪悪感の方が大きいのです。

例えば・・・

・宿題をしていない

・部屋が散らかっているのに掃除をしていない

・妻が忙しいのに子育てを手伝っていない

・今日もやろうとしていた仕事に手をつけなかった

・仕事関係の勉強をしなくちゃいけないのについドラマを見てしまった

などなど些細なことで私たちは罪悪感を感じてしまうんですね。

実はそのどれもが、

「本当はやらなくちゃいけないんだけど・・・」

と思うことばかりです。

「あーやらなくちゃなー」と思うたびにその裏でやっていない自分を実は責めているのです。

そして、そのことを身近な人に指摘されると、普段から自分を責めている分、私たちは攻撃的な態度に出てしまうのです。

 

自分をすごく責めていると相手に攻撃的になる

例えば・・・

お母さんがMちゃんに、買い物に行っている間に洗い物を洗っておいてと頼んでおいたけど、ゲームをやっていたので、洗っておくのを忘れていました。

お母さんが帰ってきて、片付いていない洗い物を見つけ、ねぇ、なんでやってないの?とMちゃんを責めたんです。

「うるさいっ! 今やろうと思ったの!」

とMちゃんはつい怒鳴ってしまいました。

↑の例でMちゃんがお母さんを怒鳴った理由はわかったでしょうか?

実は、Mちゃんは「洗い物をしていない自分」心の中ではとても責めていたのです。

私たちは自分を責めていると、だんだんと心に余裕がなくなってきます。

なので、自分を責めている分、身近な人にそのことを指摘されると、

余裕がない分だけ、今度は相手を責めてしてしまうんです。

なぜかというと、

相手を責めているときだけ自分を責めなくていい

からなんです。

家族間では↑のようなことは良くあることだと思います。

もし、あなたの身近な人が、何かを指摘したときにあなたを責めてくるとしたら、その人は罪悪感を感じていて自分をすごく責めているかもしれません。

なので、この人は実はもしかしたらすごく自分を責めているのかも?という目で見てあげてくださいね☆

しかし、責められた時は、なかなかそんな目で相手をみれないのが人間です。

無理はせず、こんな考え方があるんだなーと知ってもらえたら幸いです。

 

正当化と防衛

私たちは自分なりに「悪いことをしたなぁ」と思うと罪悪感を感じます。そのときに、

「自分は悪くない、相手が悪い」

と自分を正当化し、自分を守ろうとします。

そのときの心の動きわかりやすく書くとこんな感じです。

①悪いことをした

②責められるかも

③犠牲や罪を償わないといけないかも

④それはとても嫌だ!

⑤自分は悪くない、相手のこういう所が悪いのだ! 自分のせいじゃない!

①~⑤の流れが実は心の中で一瞬で起こっています。

「悪いことした」という気持ちを実は悪いことをした本人はとっても感じているんですね。

心の中では、自分で自分をとても責めているので、誰かに責められるととても辛いのです。

全然そんな風に見えなくてもです。

特に男性は罪悪感を感じやすい生き物なので、責められることをとても嫌がります・・

といっても、女性はついつい責めてしまうものです。

罪悪感って本当に基本的な感情で日常のそこかしこに溢れていて、もし「自分は悪くない!」と正当化している人を見たら、

「あー、この人は今とっても罪悪感を感じているのね~」

という目で見てあげるといいかもしれません。

そして、「本当は自分も悪いとわかってるんだよね。」と相手の気持ちを察してあげると、相手も安心して

ごめんなさい

をいえるようになります。

これができるにはなかなか成熟性が必要ですけれど・・(^^;

 

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

※この記事はnature時代の記事をアップしています

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