浮気が起こるメカニズム2 ~自立と依存~

Natulish(浮気のメカニズム)

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

ここでは、浮気が起こるメカニズムとして
浮気をする前

2人の関係に
もともと問題があった

その結果、どちらかの浮気が起こりやすくなる
ということを説明したいと思います。

 

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

浮気は依存側の逆襲

浮気が起こる前、そもそも二人の関係性に
元々問題がある場合が多いのです。
その問題とは、

浮気をする側は立場が弱く

浮気をされる側は立場が強い

という状態にあることが多いのです。

図式で表すと、

自立側 > 依存側

☝︎のような感じ。

心理学的には、立場が弱い方を「依存側
立場が強い方を「自立側」といいます。

依存側は立場が弱いため、
嫌な感情をいっぱい感じます。

パートナーが自分のことを
全く見てくれておらず自分が愛されていない
大切にされていないという
ひどくみじめな感覚や気持ちを味わうのです。

あまりにもこの状態が辛いため
浮気すること」で「心理的に優位」に
立とうとするんですね。

もちろん、そんなことは
意識上では考えていません。

無意識的にそういう行動に
出てしまっているだけなんです。

そして、浮気された側は、
それまでパートナーの愛情に

あぐらをかいていた

ということが多いんです。

なので、浮気されたとたん、
それまで優位な立場(自立側)にいたのに、

突然、立場が弱くなった感覚がし、
まるで飼い犬に手をかまれたような
ひどくみじめな気分を味わうことに
なったりします。

今まで相手が味わっていた気持ち
同じ分だけ自分も味わうことになるんですね。

論理的に考えると、心理的な力学が

自立側 > 依存側

と依存側は分が悪くなっています。

ここに浮気相手という要素を持ってくることで

自立側 < (依存側+浮気相手)

依存側は優位に立てるようになるので、
心理的に優位に立つようになります。

浮気をすることで、今までの逆襲として
立場の逆転を図ろうとするんです。

もちろん、無意識に、ですが。。

※これは一例にしかすぎず、
浮気が起こるのはこの限りではありません

浮気で相手を責めるのは逆効果

 

ここで、浮気をされた側が陥りやすいのが、

「あなたが悪いんだから、
 あなたが変わりなさいよ!
 元のあなたに戻ってよ!

と、相手を責めて立ててしまうことなんです。

浮気をされた側は、今までの優位な立場とは
打って変わって弱い立場になるので、
そのみじめで辛い気持ちに耐えられないんです。

また、今までの優位な気分を知っているため、
どうしても、その位置に戻ろうとして、

相手を責めたり、

脅したり、

ヒステリックに暴れたりして、

なんとか優位に立とうとします。

ですが、相手は、そのあなたの態度に
ますます嫌気がさして、
心が離れていってしまいます。

ここで、少し考えてほしいのが、
浮気をされた側は、今味わっている

みじめで辛くて
どうしようもない気持ち

を、今までずっと相手味わってきた
ということなんです。

なので、浮気をした相手を責めても、

「お前のそういうところが嫌なんだよ!」

と余計にうんざりされてしまうんですね。
なので、

相手を責めるのは逆効果

ツライ気持ちを相手に
わかってほしいのはわかりますが、

相手を変えようとするのではなく、
なるべく、信頼できる方やカウンセラーなど
第三者にじっくり話を話を聞いてもらい、
気持ちを解放していくことをお勧めしています。

 

浮気された人への心の処方箋

 

浮気をされた側は、どうしても
依存の位置に居ざるを得ないので
立場が弱くなって
しまうため、

相手の状態によって自分の状態が
決まってしまいます。

依存側は自分よりも相手に意識が
向いてしまっている状態だからです

なので、カウンセリングでは、

自分自身を見つめること

に目を向けてもらいます。

このような問題の場合には、どうしても
相手と心理的に
癒着している状態にあり、

「彼が・・ 彼が・・」

となりがちなんです。

なので、自分自身に意識を向けることで、
癒着状態を切り離していくんですね。

また、こうした浮気の問題には、
過去の恋愛、人間関係、親子関係、性格が
複雑に絡み合っていることもあるため、

カウンセリングでは
そこを癒すアプローチもしていきます。

相手が変わってくれなきゃ
自分は幸せになれない

という意識から、

自分自身に目を向け、
自分の問題として扱う

ことで、結果として相手との関係が
良くなったりします。

というのも、心理学には、

自分が変われば
相手も変わる

という格言があるんですね。

なので、自分の問題として向き合い、
ご自身が変わることで、不思議ですが、
次第に相手との関係性も変わっていきます。

当事者としては
わかりにくいかもしれませんが、
第三者から見ると徐々にですが
変化が訪れているのがわかるんですね。

この問題を一人で向き合うには
なかなか辛いし不安が大きいかと思います。

なので一人で頑張るのはやめましょう。

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

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