こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^)
今回は
「執着」とそれを手放す方法
ついてお伝えしたいと思います
※この記事は Nature時代に書いたものを記載しています
※この記事はnature時代の記事をアップしています
執着とは?
恋愛で苦しんでいるクライアントさんによくお伝えすることとして、
「今は、彼にすごく執着している状態なので、お相手を手放しましょう」
というのがあります。
というのも、私たちは何かに執着しているとき、すごく苦しさを感じるからです。その状態は、まるで、
「この人じゃないと嫌」
としがみついて離さないような感じです。
例えば、振られてしまった彼を忘れられなくて、いつまでも思い続けている場合。彼に執着している状態はとても苦しくて、
悲しみ
痛み
みじめさ
自信の無さ
罪悪感
などなどネガティブな感情がいっぱい湧き起こってきます。
自分の何が悪かったんだろうか?
自分のどこが嫌だったんだろうか?
もう連絡をくれない彼に聞いてみたいけれど、相手の迷惑になるんじゃないかとか、また冷たい態度を取られたり、さらに嫌われてしまうんじゃないかと思うとできなかったりしますよね。
プライドが邪魔するから、物分かりのいい女になってみたり。
未練がましい女になりたくなくて、自分の惨めさを感じたくなくて、彼を無理矢理忘れてみようとするんだけど忘れようとしている時点でもう考えている・・
ということに気付いたり。
また、執着は恋人に対してだけではありません。
それは例えば、会社だったり、子どもだったり、特定の立場だったりと、執着しているものは人それぞれです。
「今の会社はつまらないし、仕事自体も嫌だけれど辞めても他に雇ってもらえそうなところなんてないしな・・」
「あの子は私が道を示してあげなきゃだめなの。それがあの子の将来にとって一番いいことなの」
「すごく嫌だけど、あの人の言いなりにならないと嫌われちゃうかもしれない自分」
「世間体を気にして離婚しない自分」
などなど、自分にとってもっともらしい理由を挙げて、その状態にしがみつこうとすることも執着になるんですね。
執着していると気付いてない場合も実は多かったりします・・
周りの人も、あなたからネガティブな感情を感じたとしても伝えずにそっとしておくことが多いので、本人も気付きにくいんですね。
手放しとは?
何かに執着している状態は、実は今の自分をもっと苦しめてしまうんです。
なので、その感情を手放すことで楽になりましょうと伝えます。
ですが、言うがやすしで、なかなか難しかったり、上手くいかないことも多いんです。
執着している状態というのは、まるで大切な人(もの)を檻に閉じ込めているようなものかもしれません。。
そこに閉じ込めておかないと逃げられてしまうという怖れから、より頑丈で強固な檻を作ろうとしてしまいます。
例えば、言葉の暴力でいうことを聞かせようとしたり、「あなたがいなくなってからご飯が口を通らない・・」といって罪悪感を刺激したり、
「逃げたら何をするかわからないよ」とか「もう死んでやる」といって脅してみたり、その方法は本当にさまざまですが、心理的に相手をコントロールしようとします。
執着している側は、檻の中に閉じ込めているので、「大切な人はいつもそこにいるだろう」というまやかしの安心感はありますが、その人の自由意思でいてくれているとは限らないので、
その感覚が強ければ強いほどほど、自分が愛されていると感じられないんですね。
その檻のカギを開けて、大切な人(もの)を自由にしてあげたとき、もし自分からあなたの元に戻ってきたらどう思うでしょうか?
そこで初めて、自分は愛されているんだと心から感じることができるんですね。
そこに相手の意思を感じるからです。
これを手放しといいます。
でも、手放しをするってすごい怖いんですね。
カギを開けて自由にしたら、二度と戻ってこないんじゃないか?
と考えてしまうので、より執着してしまい、今までよりももっと頑丈な檻を作ってしまうんです。
そして、決して手放すまいと頑なになります。
手放すというのは、
心にあるネガティブな感情を解放する
ということでもあります。
ネガティブな感情を解放した分だけ、心に余裕ができ、そこにより良いものを入れることができるんですね。
なので、手放した後は、今まで以上に素敵なものが手に入ることも多いのです。
例えば、元彼への執着を手放したら、彼以上に魅力的な人に出会ったり、今の会社や仕事に対する執着を手放したら、やりがいのある仕事に就けたり。
私自身も、この経験を何度かしています。
なので、手放すということはすごく大事なことなんですね。
手放しを妨げるもの
手放しが重要なことなら、私たちはなぜ手放せないんでしょう?
①寂しさ、孤独、惨めさを感じたくない
例えば、彼(彼女)から振られてしまった場合。すごく、悲しくて、寂しくて、孤独を感じますよね。
ですが、私たちは、ネガティブな感情をできるだけ感じたくないので、なるべく感じないようにしようとします。
また、別れた後に、
傷つけられた
恨んでやる
憎んでやる
という「怒りや恨み」のネガティブな感情で、お相手と繋がろうとするんです。
彼を手放そうとすると、なんだか本当に一人ぼっちになってしまったような不安や怖れを感じてしまうので、そうならないために、いつまでもネガティブな感情で繋がろうとしてしまうんです。
これが行き過ぎると、嫌われてもいいからどんなことでもしてやると相手の迷惑になるような行動で、相手に関心を持ってもらおうとします。
そうすることで、いつまでも彼を心の中に置いておこうとするんです。
ネガティブな感情で何かにしがみついている場合は、幸せな状態からはとても離れてしまいますし、前に進むこともできなくなってしまいます。
②変化することへの怖れ
私たちは知らず知らずに変化することを怖れています。
「夫には全く愛情は無いけれど、子どももいるし、一人で稼いで生きていく気もないから、今はこのままでいいかな。特別不幸ってわけでもないからとりあえず離婚はしないし」
この状態って、確かにすごく不幸でもなければ、かといって幸せでもないんです。
でも、色んなことに対して愚痴はいっぱい言いたくなる、そんな状態です。
これは、今の現状を変えたくないし、変わることを潜在的に怖れているため、波風が立たない状態を望んでいたりします
③復讐
例えば、親でも、元彼(元彼女)でも、上司でも、あなたを十分に愛してくれなかった人がいたとします。
あなたがその人を許せないとき、言葉でも暴力でも表立ってその人を攻撃してしまえば、今度はあなたが周りに批判されたり責められてしまうかもしれませんよね。
なので、私たちはそういう時、愛してくれない人に対して
「私がこんなに傷ついたのはあなたのせい!!」
「私がこんなに辛いのはあなたのせい!!」
という態度を取ってしまいます。
言葉や態度ではあまり示していないかもしれませんが、なんらかの態度や気配といった言葉のないメッセージで相手に伝わってしまうんですよね。
それは痛みにしがみついている状態です。
なので、その痛みを手放したら、(自分が思うように)愛してくれなかった人を許すことになってしまう…
それは自分に取ってとても都合が悪いんです。
なので、ずっと許さないことで、痛みを持ち続けることで、愛してくれなかった人に執着してしまうんですね。
少なくとも、痛みに執着している間、あなたは他にある幸せを見つけようとはしていません。
なので、幸せからはほど遠くなっています・・
④被害者でいることで誰かの助けを求めている
例えば、あなたが誰かに依存している場合、(潜在的に依存している場合、意識ではあまり認識していませんので、気付いていない場合も多いです。)
「あなたからの愛しか受け取らない(受け取りたくない)。あなたがくれないと、自分は愛されていると感じられない。あなたじゃないとダメ」
という状態になることがあります。
「だから、あなたがこの状態から私を助けてくれない限り、私はずっとこの状態よ」
と、他の人があなたを助けたり、愛を送ろうとしても、その手を払ってその痛みに執着し続けようとします。
これは、潜在的に癒着している場合があります。
あなたが求めている人が助けない限り、痛みを手放さないのですから、少なくとも幸せではないですよね。
次回は「手放しの方法とそのプロセス」についてです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました^^
いつも応援していますね♪
あなたが幸せでありますように♡