こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です (^ ^)
ここでは、私たちの行動や考え方に
とても影響を与えている
インナーチャイルド
について説明しますね。
※この記事はnature時代の記事をアップしています
インナーチャイルドとは?
私たちは子どもから成長し、
大人になるまでさまざまなことを
経験していきます。
小さい子どものときは、元気いっぱい。
目にするもの全てに興味を示します。
泣きたいときには
うわーーーーんと大声で泣き、
笑いたいときにはきゃっきゃっと笑い、
そして疲れたら自j然と
いつの間にか眠ってしまう・・
だれもがそんな無邪気な存在だったのではないでしょうか。
3歳のこどもが、朝から、
「あ~、朝だ~。ちょーだるい。
保育園に行きたくないわ~」
と気だるげに言っている姿を
見たことはありませんよね。
(何かを真似して言っている場合は
あるかもしれませんが……)
子どもの頃は誰もがやりたいことを
すぐに行動して、言いたいことは
すぐ口に出していたと思います。
しかし、私たちは成長する段階で、
いつの間にか周りに気を遣い、
言いたいことも言えず、
やりたいことも我慢するように
なってしまいました。
それは、色んな経験をする中で、
自然と学んでいったからなんですね。
「おばあちゃんちにいって
あそんでおおきな声をだしたら
すごくおこられた
しずかにしていたら良い子だねって
ほめられた。
しずかにしてたらほめられるんだ」
「きょうはおとうさんのキゲンがわるそうだ・・
なるべくちかよらないどこう・・」
「おかあさんがわたしの言うことを
いつもムシする・・
わたしのことキライなんだ・・」
「お母さんは他のウチとちがって
おもちゃをかってくれない・・
ボクのうちっておかねがないのかな」
子どものうちはまだ理性が発達しておらず、
知識も少ないため、良いことも悪いことも
自分のせいだと思います。
世界の中心は自分
だからです。
例えば、両親が離婚するとなった時、
子どもは
「ボクがわるい子だから
リコンするんだ……」
と思うのです。なので
「パパ、ママ、いい子にするからリコンしないで」
というのです。
また、借金に苦しんでいた
両親を見ていた子どもが
自分の貯金箱を取り出してきて、
「ぼくのぜんざいさんをあげるよ!
はい!
これでおかあさんたちゲンキになる?」
と差し出すように、両親が困っている時、
子どもながらになんとか親の力に
なりたいと思うんですね。
こんな風に、子どもは自分の見方で
物事を見ていきます。
大人のような広い視野は持っていないため、
そこには誤解や勘違いも多いのです。
例えば、子どもの頃、
仕事から帰ってきたお父さんに
「ねえねえ、おとうさん!
遊んで遊んで~!」
と甘えたとしましょう。
お父さんは仕事で大きなプロジェクトを
担当することになり、
肉体的にも精神的にもひどく疲れていました。
「はいはい、お父さんは
疲れてるからまた明日ね」
と冷たく子どもをあしらったとします。
休みの日も疲れて寝ているばかりで
全くかまってくれません。
それがプロジェクトが終わるまで
何ヶ月も続きました。
また、その子が休みの日に
家で遊んで騒いでいたら、
疲れて寝ていたお父さんが
「うるさい!静かにしろ!」
と怒鳴りつけてきました。
なので、大人しくしていると
「よしよし、静かにしてていい子だな」
と褒められました。それが何度も続き
「私はいい子にしてないと
褒められないんだ
愛されていないんだ」
と勝手に解釈し、傷付いてショックを
受けてしまうこともあるんですね。
その子にとってはそれが
その時の真実になってしまうんです。
お父さんはただ仕事で疲れていて
余裕がないだけなのですが
それが子どもには伝わらないことも
多くあるのです。
こんなふうに大人からすれば
大したことないことも、
子どもにとっては大きなこととなり、
心に傷を負ってしまうこともあるんです。
この積み重なった経験が、私たちの考え方や
物事の見方のルーツとなるわけです。
それは時間と共に性格を形成していきます。
そして、気付かないうちに
行動や振る舞いのクセ
として出てくるようになるのです。
なので、先ほどの子の経験は
「私はいい子にしないと愛されない」
という信念を作りだして
しまうこともあります。それが後に、
「お父さんはあの時期すごく
疲れていただけだったんだ。
いい子にしないと愛されないというのは
私の誤解だったんだ」
と頭でわかったとしても、
その痛みが癒されていなければ
いつまでも心に傷として
残りつづけてしまうので。
それが原因となって、
「いい子にしないと愛されない!
いい子にしてれば愛される・褒められる」
という考え方がクセとなり、信念となり
大人になった今でも必要以上に
周りに気を遣いすぎて疲れてしまう・・
という問題を作り出したりします。
例えば、友達から、
「いつも気を遣いすぎだよ」
と言われたとしても、
「こんなに気を遣わなくてもいい、
周りのことを気にしなくていい」
と頭ではなんとなくわかるんです。
でも、やろうとしてもできない場合、
もしかしたら、
子ども時代にできた傷からくる
ネガティブな信念
が原因なのかもしれません。
この子どもの頃に
傷付いた経験からできた
ネガティブな信念や感覚
のことを、
インナーチャイルド
といいます。今、
「頭ではわかっているんだけど、
なかなか思うように行動できない・・」
とあなたを悩ませるような
大きな問題があるとしたら、
この子ども時代にできた感覚が
足を引っ張っているのかもしれませんね。
あなたの行動を制限する心のサイドブレーキ
この子ども時代にできた
傷ついた経験・感覚のことを心理学では
心のサイドブレーキ
と表現したりします。
心にサイドブレーキがかかっていると
アクセルを踏む=行動しようとすると
サイドブレーキがかかっているので
進みませんよね。
なので、そのブレーキを下すために
インナーチャイルドセラピー
呼ばれる心理療法で
子どもの頃にできた傷を癒していくのです。
傷からできた痛みを癒すことによって、
心のサイドブレーキが外れやすくなります。
すると、ブレーキとなっていた
考え方や感覚がなくなるので、
アクセルを踏んだらちゃんと進む
=問題が解決しやすくなる
ので、より楽に、自由に生きられるように
なっていくことができます。
心のサイドブレーキを下すインナーチャイルドセラピー
カウンセリングの場面では、
このインナーチャイルドセラピーをよく扱います。
実際にどんな方法を使うかというと、
イメージや想像力をつかって
あなたの心の中にいるインナーチャイルドに
アプローチしていきます。
なんか怪しい・・
具体的にはどんな感じなの?
と思われる方も多いと思いますが
大体がこんな感じで進んでいきます。
「目をつぶって、心の中に3,4歳の
小さなあなたをイメージしてください。
その子は夕暮れの公園に一人ぼっちで
ぽつんと立っています。
なんだか何かを我慢しているような様子です。
その子に何が起こったと思いますか?」
その時、あなたの中からで出てきた
イメージに合わせて出てきた
インナーチャイルドに質問したり、
話をしながら、セラピー(心理療法)を
進めていきます。
そして、あなたの中に残っている
心の痛みや傷付いた感覚を一つ一つ感じ、
解放していきます。
お客さま一人ひとりに合った方法で
行うため詳細はこの限りではありませんが、
この傷付いた感覚を癒すことで、
心の中にあったサイドブレーキが自然と降り、
問題が解消されていったり、
今までなぜかできなかったことが
できるようになったりするのです。
全く傷がないという方はいません。
あなたが何かの問題で苦しんでいるとしたら、
このインナーチャイルドが
心にサイドブレーキをかけて
行動を制限しているかもしれませんね。
参考になりましたら幸いです。
あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆
いつも応援しています♡
心理カウンセラー tama
※この記事はnature時代の記事をアップしています