こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^)
今回のお話は、
人を助けたい・役に立ちたいと思っている方
へ向けたお話です。
※この記事はnature時代の記事をアップしています
人を助けたい方は無力感に襲われやすい
お医者さまや看護婦さん、介護士さん、カウンセラーさん、セラピストさんなどなど、人を助けたい、癒したいと思っている方は基本的に
人の役に立ちたい
という精神が強くあるので、無力感を抱えやすく、常にそれとの戦いになるんですね。
特に重い病気を扱っているお医者さまは、無力感に負けずに、常に目の前の患者さんに最善を尽くすということをされているので、ご自身のケアがすごく大事になってきます。
どんなに最善を尽くしても、自分のふがいなさを痛感したり、自分の力のなさを責めてみたり、絶望感に襲われながらも、日々それに立ち向かっていかなければいけなかったりと、無力感に襲われることはあると思います。
ですが、無力感を感じたら、
必ず、世の中の役に立っていること
誰かを救っていること
など、『偉大な自分』をみてあげてほしいのです。
偉大な自分というと大げさに聞こえますが、要は自分のしていることの価値を受け取ることです。
ベストを尽くす、あなたの問題にしない
確かに重い症状を持つ方と向き合うことはとても辛いと思います。
だけど、その重い症状を持つことは、その方にとっては多くの学びになることは間違いありません。
心理学には、「問題はギフトである」という言葉があります。
問題と向き合い、乗り越えた先には、大きな気付きがあり、
この問題があったから成長できた
と思わせてくれるからです。
そういう意味では、例えば「肺がんを患った」という問題には、
「その方にとってどんな意味を持っているのだろう?」
と患者さん自身に考えてもらい、判断をゆだねることが大事なのかもしれません。
もしかしたら、そこには、
・考え方を変えなさい
・食事を見直しなさい、
・生活習慣を見直しなさい
・家族とのあり方を見直しなさい
などさまざまなメッセージが含まれているかもしれません。
ただ、「癌になったこと」は事実ですが、それに対して、患者さんがどう捉え、どう向き合っていくかが大事だと思うのです。
癌になったことを嘆き悲しみ、死ぬことを恐れて生きることと、癌になったという事実を受け入れ、
これからどうするか?
良くなるためにはどんな方法があるか?
など、前向きに生きていくことではこれからの人生が全く違うものになるのではないかなと思います。
そして、それを考えるのは患者さん自身であり、その方の問題なので、あなたの問題として受け取らないことが大事です。
ただ、今、あなたがやれるだけのことをベストを尽くしてやればそれでいいと思います。
自分を責めないでね
私たちが一番後悔するときは、
やれたのに何もしなかったとき
です。この時、私たちは一番自分を責めます。
これを心理学では罪悪感といいます。
責めた結果、自分は幸せになっちゃいけないと、なるべく自分が不幸になる道を無意識に選択してしまいます。
あなたを一番責めるのは他でもない、自分自身です。
自分を責めないようにするには、その時その時で、出来る限りのことをすることです。
「でも、あの時、私はああやれたはずなのに・・・」
と後悔されている方は、その時の自分を心の中でイメージしてみてください。
そして、こんな風に声をかけてあげてほしいのです。
「でも、できない理由があったよね・・」
「自分よりも周りを優先してたのかもしれないね・・」
「それでよかったんだよ」
なるべくこんな風に肯定してあげてほしいのです。
決して、ご自身を責めないであげてください。
そこには、必ずできなかった理由も存在するのですから。
前に、クライアントさんの中で、お父さんが高校生の時にご病気になられた方がカウンセリングに来てくれたことがありました。
その方は来た当初、寂しさを抱えながらもどこかヒネくれてしまったような、素直に自分を表現できない方でした。
「あなたはとても情熱的で優しい方なのに、どうしてそんなヒネくれた感じを出しているんですか?」
と私が聞いたところ、「ハッ」とした顔をして、やっと素直に話してくれたのです。
その方はお父さんが病気になった姿を見るのが嫌で、ご病気中は、あまり病院には通えなかったそうです。
そして、その後、お父さんは亡くなってしまったそうです。
10年以上経った今でも、その時のご自身を責めてらっしゃいました。
彼女はお父さんの元気じゃない姿が見るのが本当に辛かったようです。
それくらいお父さんのことが好きだったのですね。
なので、イメージの中でお父さんと繋がり、お父さんに向き合ってもらいました。
彼女はご自身を責めていたので彼女は大粒の涙の流しながら、
「お父さん、お見舞いいかなくてごめんね・・」
とお父さんに謝っていました。
彼女のお父さんは全く怒っていませんでした。
優しい瞳で彼女を見ていました。
お父さんが望むのは彼女の幸せだったからです。
彼女のお父さんに対する罪悪感が彼女自身を幸せから遠ざけていました。
一番自分を許せないのは彼女自身だったからです。
お父さんの罪悪感を手放した彼女は、とても優しい雰囲気になって帰っていきました。
目の前の近しい人が苦しんでいる時に、私たちは何もできないと無力感を抱えてしまうものです。
だけれど、実はあなたがいるだけで、そばにいることや存在するだけで、支えになることもあるのです^^
この世にいることは、
生きるを許されていること
でもあります。
あなたの存在価値は絶対にあるんです。
参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました^^
あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆
いつも応援しています♡
心理カウンセラー tama