私たちの心の中にいるインナーチャイルド2

奥さんの浮気と離婚を乗り越える

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^-^)

ここでは前回説明した
インナーチャイルドについて
詳しく説明していきます。

 

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

インナーチャイルドとは自分を守る防御装置

私なりのイメージでいうと
インナーチャイルドは

過去に傷付いた自分

であり、もう傷つかないように
自分を守る防御装置のようなものです。

私たちはものすごく心が傷付いたとき、

もう2度とこんな想いはしたくない!

と無意識に思います。例えば、、

牡蠣を食べて食中毒になってしまい
ひどく苦しんだ方は、カキを
食べれなくなってしまう方もいますよね。

頭では

牡蠣は美味しい

とわかっていても、
牡蠣をもう一度食べるのには
かなり勇気がいるようになります。

(もちろん、牡蠣にあたっても
 抵抗なく食べれる方も
 いらっしゃると思います)

これと同じように、
私たちの心は2度と
同じ苦しみを経験しないように
防衛本能が働くようになっています。

インナーチャイルドが癒されていないパターン

牡蠣が食べれなかったとしても、
ただ食べなければいいだけなので
人生に対して大きな問題はないと思います。

ですが、、例えば、恋愛において
とても傷付いた経験があった場合、
人生に大きな影響を与えたりします。

とあるA子さんの恋愛を例に説明します。

A子さんは、5年前、
当時の付き合っていた彼氏に
浮気されてしまいました。

A子さんはとてもとても傷付き、
浮気されるくらいなら、
もう恋なんてしない方がマシだと思いました。

それから、A子さんの口癖は、

「男は浮気するもの」

「男は信用できない」

になりました。

そんなA子さんも30歳になり、
周りも結婚や出産をし始め、焦ってきました。

そんな時、職場の男性から
食事に誘われるようになりました。

A子さんも少なからずその男性に
好意を抱いていたのですが、A子さんは、

この人もいつか浮気するかもしれない

という疑いの心があり、なかなか
付き合うまでに踏み切れません

周りがいくらA子さんに、

「あの人は信用できる人だから、
 信じてみてもいいんじゃない」

と伝えても、A子さんは

「男は浮気するものだから、
 信用なんてできない」

と、周りの言うことを
頑なに信じようとしません

結局、その男性はA子さんの考えが
なかなか変わらないので、彼女を食事に
誘わなくなってしまいました。

このケースのように、
A子さんの過去の傷付いた経験が
A子さんにネガティブな信念を作り出し、
今に影響していることは
お分りいただけたでしょうか?

昔の彼氏との関係で傷付いた想いが、
ずっと癒されていないため
それがインナーチャイルドとなり
A子さんをずっと苦しめているのです。

傷付いた経験を癒すインナーチャイルドセラピー

A子さんの過去に傷付いた経験を癒すが
インナーチャイルドセラピーです。
 

A子さんのネガティブな信念が
できる原因となった経験・・

原体験

癒すことで、
現在抱えている問題が
解決していくことが多いのです。

なぜ、原体験を癒す必要があるのかというと、
そこには、

解消(消化)できてない感情

が抑圧されているからなのです。

悲しみ

みじめさ

辛さ

寂しさ

怒り・・

といったネガティブな感情は、
普段私たちは感じたくありません。

なので、あまりにも辛い経験をすると、
それらの感情を感じないように、
抑圧してしまう
(心の奥深くにしまいこんでしまう)のです。

感情は感じてあげると
解消されて消えてなくなるのですが、
感じてあげられていない感情は、
未消化な感情として心にいつまでも残ります。

「未消化の想い」は
インナーチャイルドセラピーという
心理療法により感じてあげることで
解消していくことができます。

すると、辛かった経験を
個人的な解釈ではなく、
客観視できるようになっていきます。

A子さんの例で言えば、
「男は浮気するもの」という
ネガティブな解釈から、

浮気する男性もいるし、
浮気しない男性もいる。

浮気するには、それなりの
理由があるかもしれない。

浮気される方にも、それなりの
理由があるかもしれない。

という考え方に変わったりします。

そうやって、解消されていない感情を
感じていくことで、
客観視ができるようになり
過去の経験からできた
ネガティブなこだわりがなくなることで
問題が解決していきやすくなります。

もちろん、原体験の傷が深ければ深いほど、
1回のセラピーだけで癒すのは
難しいかもしれません。

もちろん、何かのキッカケで
あなたの心の傷が癒えることも
あるでしょう。

それは誰かの言葉かもしれませんし、
映画やドラマのワンシーンかもしれません。

もしくは、誰かがあなたにしてくれた
小さな優しさかもしれません。

ただ、うんうん、と友達に辛い話を
聞いてもらえるだけでも
感情は解放されるので、
十分癒されることもあると思います。

ただ、デリケートな話は、相手が十分に
大人で包容力のある方でないと、
受け止めきれない場合があります。

辛かった話をしても、相手も傷付いていれば、

「そんなことなんて
 世の中いっぱいあるよ!
 傷付いているのはあなただけ
 じゃないんだよ」

と一蹴されて、余計に傷付いて
しまうかもしれません。

その場合は、信頼できる誰かや、
カウンセラーにご相談くださいね^^ 

 

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

※この記事はnature時代の記事をアップしています

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