執着と手放し その2

natulish_解放

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

今回は前回「執着と手放し その1」の続きで・・

手放しの方法とプロセス

についてします。

※この記事は Nature時代に書いたものを記載しています

 

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

幸せになる決意をする

何かに執着している状態は、少なくとも幸せを感じられません。

また、執着を手放すことによって、幸せが手に入りやすいということを前回お伝えしました。

この「幸せ」というのが、実はとても執着を手放す重要なキーになってくるんです。

というのも、私たちは目標とそれに伴う結果がないとなかなか頑張れない生き物です。

なので、執着を手放すことによって、何かプラスのものが得られるという前提がないと手放す気にもなれず、いつまでも今の状態に居続けてしまうんですね。

「今よりも楽になるために、幸せになるために、手放そう!」

という決意と、その決意を選択し続けるということがとても大切になってきます。

 

今の気持ちを素直に受けいれる

 

何か手放したいものがあるとき、私たちは現状に何らかの問題(ケンカ、失恋、浮気、リストラ、無気力など)が起きています。

その状態は、上記の理由のように、手放したくない何らかの理由にしがみついている状態だと思ってください。

自分が嫌で嫌でしかたなかったり、でもやめられなくて、次第には相手を攻撃してしまったりと、惨めで、辛くて、どうしようもないネガティブな感情を日々感じている・・そんな状態です。

でも、ここではそんな自分を受け入れてあげてください。

ああ、今自分はすごく傷ついているんだな、すごく辛いんだな・・

死にたいくらいの気持ちなんだな・・

どうしようもないほど、あの人が好きだったんだな・・

そんな風に感じている自分、傷ついている自分がいることを受け入れて、認めてあげてほしいんです。

そして、そう感じてもいいんだ、ということを自分に許可してあげてください。

自立的な人ほど、

こんな弱い自分は嫌だ!

強くあらねば!

と、その痛みを見ないようにしてしまいます。

そして、感情を抑圧し、似たような事件が起きるたびに、ますます強くあらねばと自分の殻を堅くしてしまうのでご注意をください。

自分自身の痛みを感じることは、なんだか負けたような気分になったり、すごく自分が惨めに感じたり、なんだか自分だけが一人ぼっちのように感じたりします。

でも、そこは、自分がより幸せになるために、楽になるためにと思って、そう感じることを許可してあげましょう。

実は、まずはそこからなんです!!!

 

目標設定をする

痛みと向き合い、感じられるようになってきたら、

『どうしてお相手を手放すのか?』

という目標を設定します。

「彼以上の人を見つけて幸せになる」

「いい女になって見返す」

などなど、なんでもいいんです。

自分が本当に望んでいるものでないと途中で断念してしまうので注意してくださいね☆

ここでは自分の心に素直に向き合うことが大切ですひらめき電球

自分が本当に心から欲しいと思っていることはなんなのか。。

そこを見つめていくとき、そんなの望んでも自分には無理だし、手に入りっこないよ・・などネガティブな気持ちがいっぱい出てくるのでそこに流されないようにすることが大切です。

①、②の段階だと、友達や家族の支えがすごく重要になってくるかと思います。

自分の飾らない気持ちをどこまで吐き出せるか、ということも大事ですし、話せそうな友達に頼ることもときには大切です。

吐き出せる場所があるだけで自分は一人じゃないんだということを感じますし、友情の再確認や家族のありがたさなどもすごく感じられるんです。

また、「誰にも話せない・・」というような場合は、カウンセラーやセラピストに頼ることも必要かなと思います。

ここがスムーズに進むと、次第に希望の光が見えてきます☆

異性の友人に相談していくうちに、心の支えのようになってきて恋心が芽生えてきたという話もよく聞きますね^^

①のような状態だと、自信が喪失している場合もありますので、②の目標設定は、「なんだか低い目標だな~」なんて感じるかもしれません。それでも良いと思います。

ます目標を設定することが大事ですし、今の自分の気持ちとちょっと違うなと感じてきたら、設定し直しても大丈夫です!

 

決意する ~コミットメント~

目標が曖昧でも見つかったら、改めて今執着しているものを「手放すこと」を決意します。

失恋した彼を手放したいなら、

彼を手放そう。自分が幸せになるために

というように、決意します。

私が習った心理学では、決意することを「コミットする」と言います。

前によくライザップのCMで「結果にコミットする」とよく流れていましたが、あれは「瘦せてやる!」と決めた芸能人たちが、実際に痩せた姿を見せていましたよね。

それと同じように、コミットするとは、「決意が固く、周りがどんなことを言っても流されずに、ただ、必ずそれを成し遂げると決めた状態」のことです。

コミットするというと、なんだか特別なことのように聞こえますが、普段、何かを決めるときに私たちはいつもやっていることかなと思います。

周りにいろいろ言われて決意が揺らぐのは、まだ迷いがある状態

コミットできていないので、今の気持ちを受け入れることや目標設定やが十分ではないのかもしれません・・

 

勇樹をもってゆだねる

いよいよ、手放すときです。

誰かに執着している場合、その人を閉じ込めている檻から出すために、カギをあけるイメージです。

ここでは、

もし戻ってこなかったら?

手放したら自分は生きていられないかもしれない・・

お前の元になんて戻ってこないよ

お前なんか誰にも相手にされないよ

みんなが私を笑っているような気がする・・

また傷つくよ?

などなど自分のエゴの声・・不安や怖れが聞こえてくるかもしれません。

だけれど、それはあなたを幸せにしないためのエゴの罠です。

なので、勇気を持つことがとても大事!!!

これは、腹をくくることでもあるんですね。

手放す勇気が持てたら、執着している誰か・・

例えば、お相手にイメージの中で向き合い、

「あなたはあなたの生き方を選ぶ事が出来ます。だから、あなたを自由にします」

という言葉とともに、お相手を檻から自由にしてあげます。

彼が檻から去ろうが、また戻ってこようが、その選択を彼にお任せしてしまうんですね。

仕事を手放すのであれば、自分に対して、

「私は自由です。私は私の生き方を選択します」

と自分自身を檻から出してあげましょう☆

ここで、最大の怖れが出てきます。

この恐れを乗り越え、どんな結果になってもそれを受け入れようという意思が持てたら、信頼することができたら、もうほとんど手放しは終了といってもいいくらいです。

もう、自分のやるべきことは全てやった。

だから、もう後は天にゆだねよう。

やるべきことはやったから結果は気にしない

そんなスタンスです。

それを信頼というのかもしれません。

やるべきことをやったという自分自身への信頼でもありますし、相手の選択を信頼する、ということでもあります。

ただし、ここで、期待どおりの結果を手に入れるために手放しを行う場合は、結果に執着しているため、本末転倒になります。

その場合は、最初からやり直してくださいね

なんせ心理学には、

期待は裏切られる

という格言があるくらいですから・・(^^;

意外と手放しって1人でやるには難しい作業でもあります。

 

感謝し、受け取る

勇樹をもってゆだねることができたら、お相手や今まで勤めていた会社など、執着していた対象にイメージの中で良いので、

感謝

をしましょう。

「今まで、あなたといて私はとても幸せでした。私はあなたからいろいろなことを学ぶことができました。本当にありがとう。あなたの幸せを願っています。」

というように。

感謝とは、本当に強い力を持っているなと思います。

心の痛みを和らげ、彼だけでなく自分まで許してしまえるのです。

なので、心から感謝できるまで、何度もチャレンジする必要があります。

何か問題が起きて、その問題が解決し学びを得たとき、私たちは「その問題が起きてくれたこと」に自然と感謝するようになります。

その問題が起こったことで、

・より成長できた自分

・新たな目標が見つかり、より素敵な自分になれたこと

・今まで自分がしてきたことが無駄ではなかったこと

を感じられるからです。

これらを自覚し受け取ることができたとき、自分が一つステージアップしたことが実感できると思います。そして、ちょっと昔を懐かしむような、

そんなときもあったな・・

あの時の自分て本当に子どもだったな・・

バカだったな・・

なんて感傷的な気持ちを感じた時、本当に手放しが完了したと言えるのかもしれません。

つまり、手放しとは、「古い自分」から「新しい自分」に生まれ変わるようなもの。

私たちは、目の前に大きな問題がやってきたとき、それが大きな問題であればあるほど、今までの固定概念がくつがえされ、絶望感に陥り、自分というアイデンティティさえも見失ってしまいます。

蝶は幼虫からさなぎになって羽化する前、一部の神経、呼吸器系以外の組織は一度ドロドロに溶けるそうですが、それは、いわば蝶になる前の「さなぎ」のようなものかもしれません。

今までの価値観を一度バラバラにして、再構築し、新たに成長した自分・・になるために必要不可欠な状態が「さなぎ」なんですね。

問題は最大のギフト

というのが心理学の格言にあります。

今ある問題というのは、あなたを成長させるために起こる神さまからのプレゼントという見方をするからです。

英語で「現在」は、「present」ともいいますよね。

そして「 present 」は、贈り物という意味も持ちます。

つまり、現在起こっていることは、神様からのプレゼント☆

なので、何か問題が起こったとき、

「この問題は私に何を教えてくれようとしているのかな? 何を学ばせようとしてくれているのかな?」

という視点で物事を見ると、グッと解決への道のりが早くなりますよ^^

(☝︎でも、この考え方をする前にまずはいっぱい気持ちを吐き出す方が先です)

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました^^

あなたが幸せでありますように♡

いつも応援していますね♪

この記事をSNSでシェア!