こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^)
今回は、日常的に私たちがついはまってしまう
エゴの罠
についてお話です。
※この記事はnature時代の記事をアップしています
エゴとは?
まずエゴとはなんでしょう?
たまにエゴという言葉を耳にしますよね。使い方も、
「それは親のエゴだ」
というように、日常的には自分勝手、わがまま、利己的という意味で使われることが多いのですが、心理学的にいうとちょっと違います。
精神医学や心理学などの基礎を作ったといわれる有名なフロイトの理論では、エゴというのは
自我
のことを指します。
「自我」というとちょっとわかりにくいかもしれませんが、
簡単にいうと、私たちが普段考えている「思考」のことをいいます。
私たちの「エゴ(思考)」が何で作られているかというと、
人生経験の中で培われた価値観
思い込み
常識
先入観
ネガティブな経験
などなどです。
私たちは常に「過去の経験」、「親から植えつけられた価値観」や「世間の常識」にすごく左右されているのです。
そして、それらは私たちの行動を「制限」してしまいます・・
例えば、34歳、独身、彼氏なしの女性A子さんがいたとしましょう。
会社に、「一緒にごはんにいきたいな♡」と思うAさんのタイプの8歳下の男性がいたとします。
A子さんの脳内には、
「この前会社の飲み会で隣同士になったとき、彼は楽しそうにしてたし、なんかちょっといい感じになってた気がする!」
「最近よく目が合う気がする!」
「彼、過去に付き合ってた人は年上が多かったって言ってた!」
というポジティブな考えが浮かんできます。
でも、それと同時に、
「彼はこんな8歳も上の私のことなんて眼中にないかも・・」
「この年でフラれたらもう立ち直れない・・」
「私なんかが誘って鼻で笑われたらどうしよう・・」
など、ついついネガティブな考えが浮かんでしまい、それに囚われてしまうんです。
というのも、実はこのネガティブな考えは「私たちのエゴ(思考)」が作りだしているんですね。
エゴが囁いてくる声と言うのは、あたかもそれが真実であるかのように、見せかけてきます。
というのも、それは、
自分が傷つかないための声
でもあるからです。
そう、エゴのささやきに従いごはんに誘わなかった結果、A子さんは傷付くことはありません。
だけれど、長期的にみると、A子さんをけして幸せにしないんです。
例えば、A子さんがポジティブな考えを選択し、年下くんを食事に誘ったとしましょう。
それに彼がOKしてくれた場合、
「久しぶりのデートだ♡ 何着ようかな↑↑ せっかくだからネイルも新しくして服も買っちゃおうかな♡♡♡
どうせなら、その日のためにダイエットして、もう少し痩せてキレイになっておかなくちゃ♡」
なんて、彼と食事することによってドキドキ感やワクワク感が得られるでしょうし、女性として魅力アップするような努力をするかもしれません。
いつもとは違う非日常を味わえますし、デートを楽しみにしていることでA子さんはよりキラキラと輝き、それがA子さんをより魅力的にさせるかもしれません。
もし、年下くんと上手くいったら、自分に自信も付き、彼ができて楽しい毎日を送れるかもしれません。
もし、フラれてしまった場合でも、彼をデートに誘えずにいる時間が短縮できて、次の男性に向かえるようになりますよね。
エゴの目的とは?
エゴというのは、
・恐れを増幅させること
・あなたを孤独にさせること(分離感を強めること)
です。
エゴちゃんはあなたの中で生きていて、自身が生き残るために必死に私たちに囁いてきます。
「失敗したらまた傷付くよ?」
「上手くいくはずないじゃん」
「期待しすぎじゃない?」
「お前なんかが好かれるわけないじゃん」
「お前なんかが幸せになっていいと思ってるの? 過去にあんなことしたくせに」
こんな風に、エゴちゃんはあなたの中の怖れを刺激してきますし、無価値観や罪悪感を増長させ、あなたが前に進もうとするのを阻んできます。
あなたがエゴの声に従って、前に進まなかった結果、
私なんてどうせ一生独身よね・・
私なんかが愛されるはずなんてないよね・・
と、ますます孤独感や寂しさを感じてしまうようになります。
傷付かないためにエゴの声を聞いたのに、「自分が今以上幸せになることはない」という結果になってしまうのです。
エゴの声は一見、とても理屈に添っているように聞こえます。
だけど、それは私たちの怖れを上手く使ったトリック!
エゴの罠はそれがあたかも真実かのようにあなたに囁いてくるから、私たちはついついこの罠にはまってしまうんです!
あなたの中にある「疑い」を上手く使って巧妙に仕掛けてきます。
ちょっと待って! それ罠だから!
本当にその声を聞いて、あなたは幸せになれるんでしょうか?
その声を聞いてあなたは、結局一人ぼっちになっていませんか?
結局、傷付いていませんか?
結局、孤独を感じていませんか?
結局、前と何も変わってないのではないですか?
エゴの罠にはまっている時、あまりにも巧妙なので私たちは罠だと気付きません。
こんなときは、信頼できる周りの人や第3者の立場から客観的に分析してもらうのも、エゴの罠に引っ掛からないための第一歩です。
どうしても自分の問題は主観が入ってしまうため、客観的にみづらいからです。
次回はエゴの罠に引っ掛かりそうになったときの対処方法や私の体験談、よくしがちなことを交えてお話させていただきます^^
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました^^
あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆
いつも応援しています♡
心理カウンセラー tama