必要以上に頑張りすぎてしまうのは 〜無価値観2〜

Natulish_worthless2

こんにちは☆
恋愛・心理カウンセラーの tama です(^ ^) 

自分には価値がないと思っている人を
無価値観が強いと心理学では表現します。

その特徴として、

頑張りすぎて自己犠牲してしまう

というタイプの方もとても多いんです。
というのも、

自分には価値がないので
何かしないと愛されない

と思い込んでいるためです

今回は頑張りすぎてしまう方の
心理について説明したいと思います。

 

※この記事はnature時代の記事をアップしています

無価値観感が強いと犠牲してしまう

無価値観が強い方は、

自分はそのままでは愛されない

という思い込みがあるため、

何かをしなくちゃ愛されない

と思ってしまうのです。

例え話でいうと・・

ある女性が仕事が早く終わったので、
一人暮らしの彼の家に行きました。

すると、キッチンには

洗い物がいっぱい、

洗濯物も溜まってる、

部屋も散らかり放題・・

見かねたあなたは、いそいそと洗濯機を回し、
その間に洗い物や部屋の片づけを始めます。

「きっと帰ってきたら、
 彼は喜んでくれるだろうな。ふふ♪

そんな想いを抱きながら掃除をします。

洗濯物も干して、掃除機もかけて、
一通り終わった時点で、彼が帰ってきた時に

「えっ、片づけてくれたんだ!
 最近仕事が忙しくて家事が
全くできてなかったんだ!
 ありがとう(ToT)」

彼が喜んでいる姿にあなたも

「よかった♡」

と、自分も仕事終わりで疲れてるのに
頑張って掃除をしたことが
なんだか報われた気がしました。

でも、それが何度も続いてくると、
だんだんと彼も

「やってもらって当たり前」

的な態度になってきました。感謝ありません。
しまいには、

「今日は片づけないんだ」

と言い出したり・・
その言葉にブチッときて、

「あたしはあんたの
 家政婦じゃないのよー!!」

なんてブチ切れる方はまだいい方です。
ここで、無価値感が強い方だと、

「あ、ごめんね。今からすぐやるから」

なんて、あたかもあなたがやることが
当たり前にように
感じているような方は、

要注意!!

それでも、彼もいつも片づけや
身の回りのことをしてくれる
彼女のことを思って、

誕生日のプレゼントにネックレスを
用意してくれたとしましょう。

だけど、そのプレゼントをもらっても、
喜べないんです。なんだか報酬のように
感じてしまうんですね。

「え? これだけ?
 私はいつもあれだけしてあげているのに」

というような、もらって当然というような
気持ちだったり、
なんだか少ないなぁ
なんて
気持ちも出てきてしまうんです。

彼の愛情を素直に受け取れないんですね。

このように、彼に愛されるために
何かをしてあげることは、全て

自己犠牲

になってしまうんです。

なので、欲しかったものが手に入っても、
(この例でいうと)彼が用意してくれた
プレゼントの裏側にある

愛情や感謝の気持ち

に気付けなくなってしまうんですね。
どれだけ頑張っても、本当に欲しい愛情が
手に入らないわけですから、余計に

「もっと頑張らなくちゃ愛されないんだ」

とますます頑張ってしまうんです。
だけど、頑張れば頑張るほど
愛情は手に入らないので、

自分はやっぱり愛されないんだ

とますます自己嫌悪してしまうんです。
でも、もう彼の部屋を片付けることはある種
「当たり前」になっているので、
それ自体もなんだかやめられないんです。

そして、自分にとってはなんの
メリットもない状態を
いつまでも続け

その結果、自分には価値がないと思う
無限ループに
はまっている方が
意外と多いんですね。

はたから見ると、

どうしてそんなことしているの?

嫌だったらそんなことしなければいいのに。

と思うんですが、本人はどうして自分が
そんなことを
しているのかすら
気付いていない方が多いんですね。

周りが「そんなことやめなよ」
止めても聞かないんです。

 

自己犠牲の裏にあるもの

誰かに愛されるために
犠牲をしてしまう行為の背景には、

こんなにしているんだから
愛してほしい
認めてほしい

というニーズが潜んでいます。

犠牲をされた側はそのニーズを無意識に、
そして敏感に察するんですね。

そして、相手がしてくれる行為の
裏側にある期待やニーズが

すごく重い

と感じてしまうんです。

そうすると、

自分がこれだけやってるんだから
当然何かお礼はあるわよね?

というような義務感や圧力を感じるので、
うんざりしてしまうんです。

男性はそういった嫌な感情を
感じたくないので、基本は見ないふりをします。

「俺はやってくれとは一言も言ってない。
 あいつが勝手にやってるんだ」

みたいな気持ちでしょうか。
実際言われた方もいらっしゃるかと思います。

「頼んでないよ」って気持ちになります。

なぜ、うんざりしてしまうかというと、
彼が望んでいるのは、

機嫌がよくて、
笑っているあなた

です。もし、あなたが幸せじゃなく、
機嫌が悪くてむっつりしていたら、

「また、自分が何かしたんだ。
 自分のせいだ」

と「彼女を幸せにしていない」自分を
無意識に責めてしまうんですね。

でも、その嫌な感情を
男性は感じたくないので、
向き合おうとしません。

だから、彼女がいくら機嫌が
悪くても
ほおっておきます。

「ほおっておけば、
 いつか機嫌がよくなるさ」

という他人任せな感じなんですね。

なぜ、こんな他人任せなのかというと、
男性はその嫌な感情をいい気分にする術を
知らないから。

「しばらくほおっておけば、
 嫌な気持ちは忘れる」

これが男性の嫌な感情に対する
スタンスなんです。

なので、そのスタンスで女性にも
同じように接するわけです。

自分は数日すれば忘れるんだから、
お前もそうだろう?という気持ちです。

(※これは投影という心理現象)

けして、

あなたが嫌いだから、とか、
愛される価値がないから
ほおっておかれている

というわけではないんですね。

自己犠牲を辞めると愛されやすくなる

誰かに愛されるために、
誰かを喜ばすために、
本当は嫌なのに何かをすることは

自己犠牲

です。

自己犠牲をしても、実は
誰も幸せになりません。

誰かに愛されるために自己犠牲すると、
それは無意識に相手に伝わります。

なので、まずは自分が
自己犠牲をしていることに
気付くことから始めましょう。

大切な相手に何かするときに、
なんとなく嫌な感覚を感じたり、

何かをした結果、あなたの気分が
良くならなかったら、もしかしたら、
それは自己犠牲をしているかもしれません。

例えば、

本当は疲れてて今すぐ寝たいのに
エッチをしたら相手が喜ぶからしてあげよう

というのは自己犠牲になります。

なので、

あなたは本当は
どうしたいのか?

というのが大事になってきます。

自分の気持ちを大事にするのを
第一優先としてほしいのですが、

大好きな相手だとついつい
自分の気持ちをおろそか
してしまいがち。

だから、その都度、

今回は自分の気持ちを大事にするか?

相手の気持ちを大事にするか?

を決めてみてください。

相手の気持ちを大事にした結果、
嫌な気持ちになった場合、
それは自己犠牲をした証拠になります。

その結果どうなったか検証していく中で
自分が本当はどうしたかったのか?
の精度が上がっていきます。

自己犠牲をしがちな方は、そうやって
少しずつ精度を上げていくしかないんです。

自分を大切にしていくと、
だんだんと周りからも大切にされていきます。

あなたがあなたの本当の気持ちを
大切にした分だけ、周りからも
大切にされるのです。

(これも投影(鏡)の法則ですね)

嫌なことを嫌と言うこと

疲れてるから休みたいということ

それはやりたくないと伝えること

最初はすごく勇気がいります。

でも、最初のハードルを飛べたら、
80%はクリアできているようなものです。

あなたの素直な気持ちを大事にすることが
あなたが愛されるカギ。

あなたの心が穏やかで幸せでありますように☆

いつも応援しています♡

心理カウンセラー  tama

※この記事はnature時代の記事をアップしています

 

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